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映画『ロストケア』☆家族と介護の闇と絆が絶妙に☆(^^)/

キャプチャ




作品について  https://www.allcinema.net/cinema/382141
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・斯波(介護士): 松山ケンイチ☆
・大友(検事): 長澤まさみ


介護士(斯波)が、要介護者を40人余も殺していたことが
発覚した。
検事と対峙した斯波は、介護する側もされる側も
地獄から救った(ロストケア)と主張する。
当然、身勝手な主張だと、検事は反論したがー

松山さんの説得力に涙しながら、説得されそうになりつつ
最後まで、“大切なこと“を確認させられた気持ちです。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)違うときスミマセン
▼▼▼

斯波は、殺人鬼級の殺人をしたが
根は、熱く親身に人を想える人、というのがミソ☆

介護は、体験してみないとわからない。
“外“にいる人は、理想を言うことはできるが
実行はたやすくない……

彼の“介護“への思い入れは、尋常でなく
老母と娘の、険悪で最悪な事態を、盗聴までして案じる。
斯波の横顔が、厳しく物語る。
この状態をどうにか“解決“しなければならない……
どうにかすることが、双方のため……

そうして、ロストケアを重ねることに
一定の理解を感じそうになるが
幹事に引き戻される。
どんな理由があるにせよ、殺人は犯罪だ。
検事は、法的に(手続き的?)そう主張しているのだと
感じていたが、それがそうでもなかった……?

斯波=松山さんに、呪縛の闇があるとすれば
大友=長澤さんには、絆の迷いがあった感があった。
(それこそが作品の魅力なのかも)

斯波は、ケアと主張し、殺人を繰り返したが
最初に殺した実父の件は、闇になっていたと思う。
もちろん、救いたい救われたいと言う想いからだが
ニコチン注射をしたときに、父はそんなことをする人を
息子と認識していなかった。
針の痛みは、最期の苦しみに、なりはしなかったか……
そのまま遂行した斯波は、苦悩の表情で……
父殺しに、後悔がなかったとはいえなそう……

残る後悔は、斯波に、ロストケアの正当性を
問い続けたのではないか。
だから、似たような家族を見ると
きっとこうしてほしいはずーと、勝手に想いを汲んで
ロストケアをし続けることで
後悔を、消そうとしていたのではないか……….

一方、大友は、ただ法的に
正義を訴えていたわけではなかったよう。

彼女もまた、老親に対し、複雑な感情を抱えていた。
生き別れた父の消息を知りながら
“見殺し“にして、孤独死させてしまったこと。
だいぶ前に離婚した母に、もう今更と
父の消息を、教えていなかったこと。

離婚後、“絆”なんてもうないと思っていたら
母の心には、まだ夫の存在があったことを知った。
自分が、父母の絆を勝手に切ってしまったことを
悔やんでいたようで
勝手に、他人の家族の“絆”を切った(命を絶つ)斯波に
特別の想いで、罪を自覚させたかったよう…

公判中、斯波に「人殺し!」と叫んだ人がいた。
介護地獄から、家族を救ったと信じて疑わない斯波には
心外な一言だったはず。
苦しい現実から逃れたいーと思うことはあっても
殺したいというのとは違うから………

(思い入れ強すぎて、他人の家のことに
究極の“過干渉“をしてしまったような……)


▼▼▼

老後の理想は、PPK(ピンピンコロリ)です!(^^)/
こじれてしまって、お手間をかけてしまうときには
正直、ロストケア希望です……
(ソイレントグリーンでもいい……)

斯波と大友、二人の感情に思うところある
見ごたえある作品でした!(^^)/



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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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Re: 毎度です。

こんにちは~☆

折り紙は効いていましたね!(^^)/
見てよかったです!

毎度です。

介護というやつはやらなくても大変さがわかる。
介護する人が少ないほど身内は働けませんからね。
国の制度に対する法整備も含めて、考えさせられる映画でした。折り紙の中の父親の言葉には泣けたです。
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Author:yutake☆イヴ
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