映画『TAR/ター』☆ケイト=ターのキャラ圧!(^_-)-☆

作品について https://www.allcinema.net/cinema/384686
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・リディア・ター: ケイト・ブランシェット☆ 指揮者♪
・シャロン: ターの恋人 バイオリニスト
・フランチェスカ: ターの助手
・オルガ: 若いチェリスト
女性指揮者が、なにかと苦労して
(オーケストラの解散危機とか、団員との軋轢とか)
ついに
名演奏の大団円で終わるのかと、思っていました。
小学校のときの友人のお姉さんが、指揮者なのですが
初めて知ったときには、(指揮者=男性との思い込みがあって)
衝撃的に新鮮な印象でした。
そんなことを思い出しつつも、女性指揮者ターは
全面的に、ケイトの迫力あるパワーで
始めから終わりまで、押しまくられた感じです。
(ドイツ語も交えた、怒涛の長ゼリフは
ドキュメンタリーを見てるみたい)
強烈な個性は、サクセスストーリーではなく
成功後の日々にある、それなりの苦悩と
身から出たサビ?に、まみれた感……汗。
▼~▼内容にふれつつ雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
まずは、ターの現状。
あのバーンスタインを師と仰ぎ
あのベルリンフィルの首席指揮者にして
あのジュリアード音楽院で、教鞭をとる。
マーラーの録音は、交響曲第5番を残すのみで
作曲にもとりかかり、自伝の出版も……
エネルギッシュな忙しさは、ボロボロどころか
その人を充実させ、キラキラさせる♪♪♪
楽団員も、恋人も、助手も
養女のイジメっ子も(汗)
ターの魅力や畏怖やらで、ひれ伏してしまう……
序盤の印象的なシーンは、ジュリアードの学生との悶着。
(意外だったが)ターの専門は、民族音楽。
そのためか、ある男子学生は、いわゆるクラシック音楽でなく
民族音楽を披露したのだが
ターがバッハについて尋ねたとき、彼は
子だくさんのバッハを女性差別者だから好まない、と答えた。
彼の言うことに耳を貸しつつも、納得しかねるターは
彼に議論をしかけることになり、結果
ロボット呼ばわりされた彼は、悪態を吐き、退場した……
私こと、個人的には、彼の考えには賛同しかねマス。
いくら、いい作品でも、作者に納得できないと
坊主憎けりゃ袈裟ま憎いということなんでしょうが
バッハの性格や価値観はどうであれ
それらを無視できるくらい、演奏したくなる作品だと思いますョ♪
それに
学生が演奏したアフリカ音楽(だったか)ですが
アフリカにも、ひどい女性蔑視の風習あるじゃないですか…(汗)
なんだか
平等を意識するあまり、逆に、排他的・差別的になるという
矛盾が生じてる印象なんですよねェ…
ターがレズビアンというのも、ジェンダーフリーやLGBTQの
男女同権etc.の意図なのかな……と思ったけれど
ん?ちょっと違う???
ターは、養女の“パパ“だと名乗るシーンあり。
ということは、彼女は、男性としての立場なのか。
ということは、女性指揮者でなく男性指揮者として
タクトを振っているのか………?
(必ずしもそうというわけではないけれど
女性が、男性と同じ扱いを受けるには
(立場など)男性になる必要のあることがあります……
女性のままでは、男女同権にならないのなら
男女平等とは違うと思うの…
けれど、本作では、それを主張しているわけではなさそうなので
スルーしときましょ……(^^♪)
そんなわけで、ターを男としてみれば……
恋人のシャロンは、まんま“妻“の立場。
心を許せる相手ではありますが
“甘え”すぎると、捨てられることはある…orz
助手のフランチェスカも、信頼大☆
この方は、微妙です。(^^♪
副指揮者の地位を狙うから--だけでなく
ターには愛人的な想いも、あったのか……
ターが、弟子(クリスタ♀)のメールの無視・削除を命じたとき
フランチェスカは、従わなかった。
(彼女のことをよく知ろうとし、保存しておきたかった?)
元カノと知ったクリスタを、スパッと切れるターに対し
明日は我が身の危険を感じたための、防衛策か???
いずれにせよ、好意的であっても、愛であっても
その想いが強ければかえって
逆風が吹くときは大暴風になり、見限ることに….orz
心が離れれば、人は去る。
けれど、帝国に君臨する暴君は
足元の火種には気づかないまま
(“裸の女王様”になっていることも知らぬまま)
次なる“お気に入り“が、目に入っちゃう…( 一一)
ターは、新人のチェリスト:オルガを見染め
理由をつけて、次の公演のソリストにした。
納得しかねそうな団員たち……
指揮者として、自分の音楽をつくると言う点では
誰にも何にも妥協しない—というのは、あるとは思う。
(ただし、理解や協力を得ながらネ(*^^)v)
しかし、そんな“女王様“グセが
指揮以外の日常のあちこちで、出まくってしまうのは
人としての破綻なんだと思います。
(例えば、日常で幻聴がやたら聴こえるのは、その暗示?)
ターは、例のクリスタ側から訴えられ
事実上、その地位を失うことになっていく--
しかし、ターは、アジアに活路を見出したらしい…
(“裸の女王様”は、誰かに裸を指摘されなければ
いい意味で、そのまま歩み続けられそう…)
アジアで、ターに、お勧めされたマッサージ店は
純マッサージではなく、居並ぶ女性を指名するたぐいの
“男性向け”の店だった。
ターは、ソレを好む男性客とみなされたのか?
不快になったターは、“裸“の自分に、少しは気づけたか?
意味深なのは、ラストシーン。
ターは、そのアジアで、指揮していた。
戦士のコスプレ(ゲーム?)した客の前で…
コレは何??
幻聴超えた、幻覚か???
フツーじゃない状態でも
リセットすれば、何度でも闘えるってか???
強きターよ………………(^^)/
▼▼▼
一言で言えば、メインは
音楽性や芸術性ではなかった…?(^^♪
偉くなっちゃった“裸の女王様”の気丈さは
あたかも、不滅のオバタ〇アン(汗)。
指揮棒を振るごとく
他人の人生をも、振り回したあげく(汗)
1度は、自分もつまずくも
不死身のたくましさで
わが人生は、棒に振らない……(*^^)v
ケイト=ターのキャラ圧が過ごすぎる!
Sehr gut!(^_-)-☆

にほんブログ村



にほんブログ村
- 関連記事
-
- 映画『トリコロール/青の愛』☆夫を亡くした妻のその後 (2023/07/23)
- 映画『大名倒産』☆ワルョの~のお主らに負けずにお金を回収! (2023/07/04)
- 映画『TAR/ター』☆ケイト=ターのキャラ圧!(^_-)-☆ (2023/05/18)
- 映画『太陽を盗んだ男』☆女心も盗んでたジュリーwith文太さん (2023/02/02)
- 映画『チェイシング・エイミー』☆その先に待ってた本当の愛(^^)/ (2023/01/07)
- 映画『デイズ・オブ・サンダー』☆トップガン風味のカーレース(*^^)v (2022/11/26)
- 映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』☆タッキーはいなくても (2022/10/26)
- 映画『沈黙のパレード』☆先へズンズン入っていく実にオモシロイ!(^^)/ (2022/10/19)
- 映画『東京リベンジャーズ』☆タケミチのガッツで魅せるリベンジ!(^^)/ (2022/09/28)
スポンサーサイト