映画『波紋』☆我慢の1滴もいつか赤いオーレに散らせ!

作品について https://www.allcinema.net/cinema/385906
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・依子: 筒井真理子☆ スーパーでパート
震災後に家出した夫が、10年後に帰宅したのは
ガン治療の費用のため
老父の遺産をあてにしてのことだったー
苦労続きで、幸せ薄そうなムードが絶妙な筒井さん♪
妻・主婦・母として、日々たまる一方の欝憤を
グッと押し込んでいる様子に、すごく共感!(^^)/
傾倒した水信仰になぞらえて
怒りと抑えの“一滴“が、たまりに貯まり
思わぬ形であふれ出た!?
▼~▼内容にふれて雑談(グチ?)です。(ネタバレ?) 違うときスミマセン
▼▼▼
1.義父の介護を置き去りに…orz
私の周りでも、夫の親の介護は、妻がほとんど。
(家事も何もかも、妻なのョ……orz)
(私の知人女性は、認知症の義母を看ていて
大変だなと思っていたら、夫が自殺してしまった……orz
なんで、要介護の実母を残して、ひとりで逝ったのか…
私なら、亡き夫を恨んだかと……)
震災後の雨で、放射線~ガンが怖くなったのか
本作の夫は、雨の日に失踪した。
要介護の実父を、妻に残して……………
勝手すぎるんですよ…………
妻は、家事も(育児も)介護も、家のこと全部
黙って、当たり前にこなしているから
やってくれることが、空気みたいに、見えないんだよね…
しんどいことが、わかっていたら
全部、丸投げにはしないと思う….
しんどさがわからないから、“手伝い“もしないし
思い遣りもない…( 一一) 誰のこと?(汗)
今更、文句を言っても、仕事が増えるだけだから
心を殺すか、反対の頬を打たせる寛容さを持つかしか…orz
(なんか涙出てきた……)
2.水にたよる♪(*^^)v
信仰や宗教は、部外者には、奇妙に見えることがあります。(汗)
けれど、人は何かに心を、預けたいもの。
~~イワシの頭も信心から~~
その水が、原価いくらでもなくても
“思い込める教え“という付加価値で、救われるなら
それなりの価値が生まれるので
あながち、ペテンとは言えないのかな……
依子が、グッと、“我慢の1滴”をのみこんでこられたのは
この信心ゆえの強さでしょう。
信ずる者は救われる。(^^)/
3,10年ぶりに帰宅した夫
10年たって、ガンになって、治療費がいるからと
親の遺産を、取りに帰った夫……( 一一)
虫がよすぎません??
でも、命がかかっているから、必死よ……
妻の同僚(清掃員)は、夫への仕返しを勧めるが(汗)
やはり、ガンだと躊躇しませんか……
赦せない部分、ソレはそれとして……
(父との生活でグチの多かった、私の母ですが
父がガンになったときには
余命を案じ、優しくしようと思ったと言っていた。
結局は、母のほうが、先に亡くなったが……))
治療費を出す代わりに、水の宗教に
夫を参加させた依子は、(治癒祈願より)
自分と同じフィールドに、置きたかった…?
この先、心(価値観)が通じないままで
介護・看護は辛いですもん……
4.息子と彼女
母にとって、息子は支え♪
遠方の息子も帰省した。
だが、連絡もなく彼女を連れてきた!ビックリ!
突然合わせたことに、理由があるとしたら
彼女の“コト“?
(彼女は、息子より6つ年上で、耳が不自由だった)
(ハンディのある方には不快な対応に……orz)
依子には、なんとなく、理想の彼女像があったのか
合わない彼女に、別れまで迫ったのだが…
本人同士が好き合っていたら、ソレは酷ですよね…
けれど、また私の母ですが(汗)
弟が、だいぶ年上の彼女を連れてきたときに
私に、怒りとグチの電話をかけてきたことがあった。
「なんであんな年上のオバサンを!」
息子を思えばこその“理想“は、あったのだろう……
(その後、うちは怒涛の展開になった…(>_<))
息子の幸せが、母・依子に苦悩の波紋を及ぼす…orz
5.人生いろいろ
夫に復讐を勧めた清掃員が倒れ
彼女の家に行った依子は、ゴミ屋敷に愕然とした。
ゴミと哀しみに埋もれた仏壇に、涙した依子…
(清掃員なのに、震災以来、片付けられなくなったと)
スーパーのレジで、半額を強要する老人も
イヤな客だが、彼にも事情があるのだとくんだ依子は
正論を言わずに、半額にしてやった。
水で言えば、波風立てず…
ガンになったから、看取ってもらうために帰ったー
という、自分勝手な夫だが
妻は、何もかも、黙ってしてきたように
今回も、ただ事実をすんなり受け入れて
淡々と(優しく?)こなしてくれるものだと、思っていたのかも。
妻のはらわたの煮えくりかえり具合など、知らん……
義叔母の話だが(汗)
離婚したあと、夫が末期ガンだとわかった。
もう他人なのだから、入院やら介護やら、放置でいいんだと
姉である姑は、言っていたが
叔母は、病院への送迎をはじめた。(姑は交通費をもらえと)
再婚は絶対にしないと言いながらも、
叔母は、最期まで面倒を看た。
人には人の、わりきれない事情がある。
どうにもならない流れがあるなら、その流れに従うほか
ないかもしれないし、それが正解なのかも……
6.赤の印象!
そんなこんなで、夫が亡くなり、出棺のとき。
依子が作った枯山水の庭で
運び手がそそうし、棺桶が落下!(>_<)
いつもなら、砂を乱されたら怒る依子だが
はじけたように、笑い転げた!!!!
(葬儀に真っ赤な傘を差していた依子に
違和感を感じてはいたが)
そう来たか!!!!
いつしか、喪服からは、赤い襦袢がチラ見えし
さし色のように効かせながら
依子は、フラメンコを踊り始めた!!!!!
水の教え(アンガーマネジメント?)で
ググググーーーーーーーッと
怒りの1滴1滴を抑え、貯めこんできた依子の
バケツがいっぱいになって、あふれた感じ???
赤い傘、赤い襦袢が、最高ですよ!!\(^o^)/
雨がザーザー降っているのも、GOOD!
全部、水に流ソ――― !
そして、ラストの「オーレ(olé)!」で
依子の“うっぷん“が、(波紋のごとく?)四方八方に
飛び散っていってくれたんじゃないかなって……
▼▼▼
似たような経験や伝聞を思い出しながら
依子に入り込んで観ました!(^^)/
人生いろいろ…
どこのうちも大変なんだな……(汗)と思いつつ
「オーレ(olé)!」を忘れずに
セッサタクマして行こうかなと。(^_-)-☆

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