映画『こんにちは、母さん』☆ソコに残っていた母の幸せ!(^^)/

作品について https://www.allcinema.net/cinema/385051
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・福江: 吉永小百合☆ 隅田川近くの足袋店 未亡人
・昭夫: 大泉洋☆ 人事部長
家庭にも仕事にも問題を抱えた息子が
用事がてら、久しぶりに実家に顔を出した。
足袋店の傍ら、ホームレスへのボランティア活動をしている母は
仲間の牧師に、“好意”があるらしかったー
吉永&大泉の親子の姿が、気になって鑑賞☆
大泉さんは、中年の“悲哀”を抱えた姿が絶妙!
存在感と苦悩の重みはあるのに
軽妙(コミカル?)なので、救われる♪(^^)/
吉永さんは、終始、柔らかで優しい物腰で
安心します。(*^-^*)
と言いつつ、大人の親子には
若者にはない“パンドラの箱”があるように見えて……?
▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
1.福江のこと
:一人で、店を営み、ボランティアにも励む。
自宅は、ボランティアの“集会所“でもあり
人の出入りあり、牧師との関係も良き☆
高齢者というには、吉永さん(福江)は、若々しい☆
けれど
..死よりも怖いのは、“寝たきり“だというのは
心に刺さった………
いくら元気に見えても、高齢の独居は心細い。
福江には、それが身に沁みるのか
老ホームレス(田中泯さん)を、特に放っておけない……
母の元から家出した、昭夫の娘が身を寄せたり
妻子と別居してから
昭夫も、ちょくちょく来るようになり
福江の家は、にぎやかになってきたが
それも、いつまでかはわからない……
隅田川の観光船に、初めて(牧師と)乗ったという福江。
近所だと、いつでも乗れると思って、乗りませんよね。
嬉しかったのに、牧師の“転勤“を知り
“失恋“した福江……orz
ところで、私の祖母は、浅草の“はずれ”に住んでいた。
話し言葉は、“ひ“が”し“になって
お姫様は、おしめさま。東は、しがし。
紐は、しぼ(!)の
チャキチャキの江戸っ子☆
宵越しのカネは持たないーじゃないけれど
月末はツケで買ってたと、母が言っていた。
それからすると、福江の雰囲気は
私の知っている、江戸っ子おばちゃんではないけれど
今は、そんな感じなのかな……
(シボなんて言わないか………)
2.昭夫のこと
人事部長として、同期の親友:木部のリストラも、やむなし…orz
しかし、切羽つまった木部は、昭夫を恨み
昭夫の実家にまで押しかけたり
会社で暴力沙汰まで起こし、懲戒解雇の危機に!(>_<)
ソレをかばう“処理“をしたら
かえって、昭夫が、クビになってしまった!!!!!
その昭夫をかばう人は、誰もいない…orz
え?なんで貧乏くじな!(T_T)
さらに、別居中の妻には、恋人がいるらしく
昭夫は、離婚することに……
え?拾う神はいないの??(T_T)
母親が、牧師に好意を持っていたことも、ショックだった昭夫だが
ソコは、親も自分も“大人“なんだし
母親がずっと“母“のままでは、辛いこともあるよ………orz
3,ホームレス・田中泯さん いのさん?
文字通り、屋根つきの住まいのないホームレスさん。
収集した缶を、お金に換えている。
生活保護を受けない意地をもっている。
印象的なのは、自転車にいっぱい缶を乗せた彼が
倒れてしまったとき
かけよった福江と牧師に、(水のほか)頼ろうとしなかった。
一人でできなくなったら、終わりー
助け合うことは、上から目線でも、甘えでもないけれど
今、一人の状態を維持できなくなることが、恐怖なのか……
そんな悲しみを感じさせる強さをもつ彼を
牧師は、彼こそ“天使“なのかも…と思うのがイイ☆
田中泯さんの魅力なのか
常人にはないような、生きる強さは、神々しさでもあって
神さまに守られているような気さえ……
~中略~
4.パンドラの箱?の底?
私の印象は、息子も母親も、終盤には
悲しみの坂を下っていったように……orz
息子は、職を失い、妻を失い(家族崩壊)
母は、純愛を失った……
(駆け落ちも、できなくはないが……)
しかし、多々、失ったがために、息子は
実家に戻り、母と暮らすと言った!!!(^^)/
表情が明るくなった母!(^^)/
↑コレ、母親は、何よりうれしかったはず!!!!
昔、学生時代の長男が、急に帰省すると連絡をよこしたとき
私は、疲れがいっぺんに吹っ飛んだ!!!(^^)/
子供が、帰ってくれること、一緒に生活してくれることー
それは、すごくすごく、うれしい!!!!!!!
一人暮らしが心配かどうかじゃなく
一緒に居てくれることが幸せなんです!!!!!!(^^)/
失恋が悲しくて、ヤケ酒していた福江だが
息子の同居で、悲しみは吹っ飛んだでしょ!!(^^)/
幸せの景気づけをするかのように
外では、花火がドーンドーンと、大輪の花を咲かす☆
ああ、パンドラの箱の底には、希望があるというけれど
親子同居が決まる展開、最高じゃないですか!!!!
ついででナンですが、田中泯さんホームレスさんにも
幸せがありますように☆(^^)/
▼▼▼
中高年の母子の物語は
私には、身近なことでありつつ
飽きることなく、見入ってしまった。
幸せは、花火のように、あっと言う間に
消えてしまうものなのかもしれないけれど
それでも、ないよりイイ☆
うれしい希望を、ありがとう☆(^^)/

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