FC2ブログ

映画『ICHI』★殺陣は見どころだと





作品について http://cinema.pia.co.jp/title/23447/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

以下ヤフーレビューの転記です。

瞽女(ごぜ)は、三味線や歌で身を立てる、盲目の女旅芸人。
男と関係すると、仲間から追放され、はなれ瞽女となる。

冒頭。
吹雪の中、一人の女が倒れ、手探りで杖をつかむ。
彼女は、はなれ瞽女“市”(ICHI)。
鈴の音を頼りに、ある男を捜していた………。

女性版『座頭市』と言われるが
浅野妙子さんの脚本でもあり、
リサ・ジェラルドの美しい音楽もあり、
男臭さ・泥臭さのある、勝新太郎『座頭市』とは、
異なる世界観を感じる。
何より、
市が、“はなれ瞽女”という設定で、すでに
男を知っている女、という、訳アリの哀しさがある。

鈴の音、砂ぼこり、戸を揺らす風……、
背景が、情景になる素晴らしさの中で、
特筆すべきは、“刀の音”だろう。
抜刀、納刀の際、スーッと刀が鞘に擦れる。
その音の、研ぎ澄まされながらも、容赦のない無情観は
市の内面を、そのまま映している様で、見事だ。

これがなければ、“市”ではないとさえ思う、
“逆手居合い斬り”の殺陣(たて)は
最高の見せ場だ☆
「何斬るかわかんないよ。見えないんだから。」
巧みな剣さばきで、斬りまくれば斬りまくるほど、
市の厭世感や虚無感が、にじみ出てくる。
そして、事の終わりは、
市の納刀が、きっちり締める……。
綾瀬さんの健気さと重なりながら、市の存在感が、明確になる様だ。

市が捜し求めた男
刀が抜けない侍、トンマこと十馬(とうま)
敵対する宿場のやくざ、万鬼と虎次
市を“はなれ瞽女”にした男……。
女の人生を狂わせるのも男なら、
救おうとするのも男、そして、
泥沼に引きずり込もうとするのも、また……。

男性陣のなかで、
十馬=大沢たかおさんは、コミカルなシーンもあり、
陽だまりのようだった。
一方、万鬼=中村獅童さんの、人を食ったような凄みのある
“枯れた笑い”も、独特だ。

(以下、印象に残ったシーンを述べます。
念のため、空白とります。)

▼▼▼▼▼▼

市が、手を伸ばすシーンがある。
刀を仕込んだ杖でなく、
市が、本当に、その手で掴みたかったのは、何だったのかを
暗示させる様な、印象的なシーンだ。
その仕草を、再び目にした時、
切なさが募るようだ。

そして、
善悪や生死の境が見えない、という市。
人の存在の輪郭さえ、知ることを拒むような市が、
不遇な身の上を、十馬に語る。
そんな市の言葉をさえぎるように、十馬が黙って
市を抱きしめたとき、
私の目頭は、熱くなった。
「色恋でなく、温もりが欲しくなる。」と言った、
盲目の女の言葉を、思い出しながら
十馬の温もりを通して、市は、
屍のようだった自分の命を感じられたかもしれない、と思うと、
切なくも嬉しかった。


▼▼▼▼▼▼


万鬼党と白河組の、乱闘や一騎討ちも見せ場となるが、
これすら、あとに続く、市のシーンの前座に
すぎなかったかもしれない。
心を閉ざしていた市が、強さや弱さ、怒り、哀しみ、そして、愛…etc.
生きた感情のすべてを、その刀にたぎらせた渾身の殺陣は
“寄らば斬るぞ”的な、それまでの殺陣とは、一線を画していたようで
『ICHI』の魅力☆を感じた。

ラストシーンは、冒頭とうってかわって、
穏やかな陽が、射している。
「私にも、灯りが必要だった。」
結末には、賛否あるかもしれない。
しかし、市の瞳が輝いていたと感じられたら、
それでいいのかもしれない。

明日が見えないのは、私も同じだ。
でも、明日に続く道があるなら、
信じて歩いて行こう、という余韻を残してくれた。

綾瀬さんの市は、適役だったと思います。
敵を見ないで斬っていく、見せ場の殺陣も、
細やかな心情も、私には、良かったです☆


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
フリーエリア
フリーエリア おすすめ映画
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR