映画『ラフマニノフ~ある愛の調べ』★と言えば、ピアノ協奏曲第2番
ラフマニノフの半生をモチーフに、創作した作品とのことです。
天才ピアニストの彼が、作曲も手がけ、
交響曲第1番で、大コケして、スランプに陥ったけれど、
ピアノ協奏曲第2番で、復活した、という流れを
女性関係、ロシア革命、アメリカへの亡命などを見せながら、ライラックの花を添え、
美しい作品に仕上げました。
(欲をいえば、1時間半の上映時間よりもっと長くとれば
「ドクトルジバゴ」のような壮大な人生を描けたのではないかな、などとも思いましたが、
今回の主旨は、そうではなかったのでしょう。)
時間を何度も前後することで、厚みを持たせる効果を感じました。
以下、おしゃべりです。
天才ピアニストと言われたラフマニノフさん。
そのような方は、トントン拍子に音楽家人生を歩んできたのだと思い込んでいました。
あるとき、交響曲第1番を発表した際、聴くに耐えないとの酷評だったと、知ったとき
妙に、親近感がわきました☆
そっか~。あのラフマニノフさんにも、そんなときがあったのか~と。
いい時もあれば、悪い時もありますよね~と。
そして、見事に、ピアノ協奏曲第2番という、逆転ホームランの作品を出せるところが
天才なのでしょうね。
ところで、なかなか、自作自演の曲を聴ける作品はないと思いますが、
ラフマニノフさん自作自演のCDは、幸いにもありますので、
機会があれば、ぜひ☆
好みの問題になりますが、ピアノ協奏曲第2番のピアノは、
アシュケナージファンの私としては、ラフマニノフさん自身より、
アシュケナージのほうが、好きです……。

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