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映画『ダークナイト』★ジョーカーが見せたもの

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/20466/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


(以下ヤフーレビューの転記です。ネタバレ表示)


ヒース演じるジョーカーの凄みに、魅かれて鑑賞した。
物語は、マフィアの資金洗浄という、
わかりやすい”悪”から、始まったが、
ジョーカーが、人々を振り回しながら見せたもの、
提示したものの大きさは
想像を越え、問いかけてきた。

”正義””正直””正当性”.......。
人はどこまで、”正しく”いられるのか?
その”正しさ”は、絶対的なものなのか?

ジョーカーは言った。
「人は死に際に、本性を出す。」
「人は、すぐに”悪”に堕ちる。」

愛する人を失った地方検事は、愛するという崇高な気持ちを
ジョーカーから、誤った復讐の”悪行”に、変えられてしまった。

変えられてしまった、と言ったのは、私には、
ジョーカーに仕向けられた、この変化が
非情に、印象的だったからだ。

・2つの船が、相手の船に仕掛けられた起爆装置のスイッチを
 押さなければ、乗っている自分たちが殺されてしまうように、
 ジョーカーの仕向けられたとき

・バットマンの素性を明かそうとした男を殺さなければ
 病院を爆破する、とジョーカーが市民にメッセージしたとき


”善良”な市民に向けたジョーカーのメッセージは、
それまで、絶対的なものと思われていた、”正・悪”が、
状況により、立場により、
その”価値観”が、変わりうるものだということを示したようだった。
ジョーカーの恐ろしさは、人に、
正か悪か、を問うたというより、
”正悪の価値観の変化”を、人々に、
つきつけたことではないかと思った。

人は、”正しい”と信じたことのために、
”悪行”をはたらくかもしれないし、
”正しい”ことを全うするために、死を選ぶかもしれない。

”正・悪”を考える時、思い出す話がある。
戦後の混乱期。
違法なヤミ米を手に入れて、生き延びた人もいるなか、
ある司法関係者は、法を犯せないという”正義”を貫き
ヤミ米を、入手せず、家族ともども、餓死の道を選んだ、という話を
美談として聞いた。
(それが是か非かは、ここでは言及しない。)


”正義”のヒーローであるバットマンは、
人々の希望を残すためという理由で、地方検事の罪を被り、
”悪人”となることを選んだ。
それが、彼の”正義”の流儀なのか?
あるいは、検事の”正義”を信じて、救助したはずなのに
生き残った彼が、
”悪の化身”になってしまったことへの罪滅ぼしだったのか.......?

確かに、ジョーカーはイカれた狂犬だが、
裂かれた口を持つ彼は、
死ぬほどの痛みを知っている。
彼は、その痛みのなかに、人の”正・悪”というものを
とうに知っていたのかもしれない。
そして、”正義”というものが、うすく、剥れやすいことを.....?

“正義”のヒーロー・バットマンが、
ダークナイトとして、もはや、”正義”を名乗らないとしたら、
それは、彼もまた、”正義”の脆さを、知ったからでもあろうか......?

そして
ジョーカーにとどめを刺さない(刺せない?)のは”正義”なのか.....?

絶対ではないらしい”正”と”悪”は、
ジョーカーの狂気と同じくらい、深いものなのかもしれない。

もし、私が、あの船に乗っていて、起爆装置を手にしてしまったら、
私は、何に迷い、何にためらうのだろう.....。
その状況を、想像するだけでも、恐ろしい。
今の私の中にある、”正・悪の価値観”を、揺るがすことのない、
平穏な日々を過ごせることに、感謝したくなった。

バットモービルの威力や、
ジョーカーが、次々、引き起こす事件や
大爆発の映像....。
息もつかせぬ展開には、最高に惹きつけられた。

それ以上に、
上記、あれこれと述べたが、ジョーカーが、ヒースが、
体を張って、見せてくれた作品の見応えに、
涙ぐみながら、感動した。

ありがとう....。


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